レッツ・GOEMON・アゲン(LET'S GOEMON AGAIN)

Wednesday, April 23, 2008, 10:12 AM | Posted by Supporters

さて桜が散り世間の話題は早くもGWに移りそうな勢いの中、皆さまにおかれましてはどのようにお過ごしの事でしょうか?

はじめまして。この度こちらのブログの方でサポーターの一人として書かせていただくことになりましたshoe-Gと申します。(これで“シュウジ”と読むのです。以後ヨロシクです!)サポーターという事でいわゆるエキストラとして本作に携わらせていただいた人間なのですが、考えてみるともうあの夢のような出来事が半年近くも前の事になるんですね。まさに光陰矢の如し、少年老い易くガクッとなり易しとはよく言ったものです。

で、今回書かせていただくにあたりひさしぶりに自分のブログを読み返してみるとなんとまぁ結局ナンキョク現場に7回もお邪魔させていただいた計算になっておりました。モチのロン自ら望んで行ったにせよ自分でも少し驚きのはいからぁ・いず・びゅーてぃふるな多羅尾伴内的回数なのでありますね、これが。

この際でなんですが(“どの際だ?”というツッコミはなし!)実を申しますとワタクシ、まだまだ無名なれど細々ながら役者をやっていたりする人間なのです。今回はボランティア・エキストラということで、もちろんギャラはなし。それにまわりはプロのエキストラさんを含めほぼ素人の方たちで埋め尽くされ“セリフを言って芝居を交わす”という一役者としての一番の醍醐味は望めそうになく役者としてはある意味不利な状況であるにも関わらず、それでもこの作品に参加したかったのです。

ですから表面上の名目としてはエキストラでの参加ではありましたが心情的には役者として挑ませていただきました。(つもりです)まぁエキストラの方との違いを僕なりに解釈して端的に申しますと現場で出された指示に対して余計な事は極力せずに基本的言われた通り受動的に動くか、例えやりすぎでもいいから言われた事に自らのアイディアを大幅に加味し、自分から率先し能動的に動くか。その違いでしょうか。(間違ってたらごめんなさいヨ)

今にして思えばその態度で挑んだ事は正しかったと自負しています。なぜならこの現場でのエキストラに対しての要求は並みの役者でもなかなか即座には対応出来ない感情を前のめりに出す事を度々要求されたからで、現場に行って終わった後はほぼ毎回充実した気分でいっぱいになりましたから。(というか自己表現が未経験の方はこの現場はかなり大変だったんじゃないかと…)だから結局つまらない現場というのは自らの気の持ちようなのだなと改めて再認識アンド再確認し、今回参加させていただき役者としても次につながる刺激を色々と受けさせていただきました。まずはその節はお世話になった監督以下スタッフの皆さまに感謝しきりであります。

将棋の駒程ではないにしろ、吹けば飛ぶような小ささではありますがそれなりにある小生の役者としてのプライドをかなぐり捨ててまでも(曲がりなりにもたまに役者としてギャラを貰っている身としてボランティアのエキストラというのはかなりリスキーなのですよ。例えばせんべい屋がせんべいを無料で配り歩くようなものでして、これはこれで結構な決断がいるのです。決してエキストラという職業をバカにしてるわけじゃございませんので念のため)この現場に参加したかったか。それをご説明したいと思います。それにはやはりまず“全ては最初にありき”の格言の如く監督の前作『casshern』に出会ってしまったから。これにつきてしまうのです。(くしくも今秋二度目のリメイク版のアニメが放映されますね。こちらも楽しみです)

監督の前作『casshern』は一般的に映画と言う枠組みで見れば印象はPVよりな作品であり、空気感のないパキパキなCG映像が多用され過ぎていて見ていてしばらくすると目がチカチカしたりする。後どうも監督の本業から起因するように見受けられる役者の芝居より絵の良し悪しでシーンを選択しているのではないかと思われるシーンがちらほらあったり、(僕がそう思っただけで本当の所はどうか知りません)お話的にも原作のアニメ作品から予想されるような簡潔なエンターティンメント作品とは程遠い、描くテーマは同じでも異質で唐突感ありの明らかにカタワな作品であり公開された当時は大ヒットこそすれご存じの通り巷では賛否両論な作品でありました。

僕も当然一お客として劇場に足を運びました。(そういえば中野サンプラザで行われた唯一の監督の舞台挨拶付一般試写会にも行きましたっけネ)正直の事を申しますと見終わった後どっと疲れたのです。ただその疲れは疲れでも僕にとっては良い方の疲れでありました。よく『casshern』を否定する意見でみられる前記のような印象を僕自身も多少なりとも持ちつつも、それ以上に作品の持つ理屈では到底表現しきれない監督ご自身のパブリック・イメージから受けとれるスマートさからは到底想像できない、相反する一瞬愚直(失礼!)とも取れる真正直でストレート過ぎる熱いマグマのような表現やテーマ性に魅入られてしまったのです。僕に言わせれば『casshern』は既成のモーション・ピクチャーの枠組みに入る作品ではありません。別次元に存在するエモーション・グラフィックスな作品なのです!!(なんたって“怒り”もエモーションの一つですからネ)なので少しでも僕自身が心から魅了されたその熱意みたいな物を直に近くで感じとりたくて、バイトよりこちらの予定を優先させて監督の下に馳せ参じたわけなのです。(初回版の三枚組についてくるメイキングは最高であります。特に衣装担当の北村さんの暴走ぶりときたら…。後なにげにアメリカ編集版のランニングタイムがめちゃくちゃ短いのが気になってますけども)

前作があれだけ賛否両論あった作品にも関わらず(いや、あったからこそ?)今回これだけ熱意のある方たちが監督の下に集まったという事はあの作品を見て何らかの熱を受け取った“あなたがジンとくる時は、私もジンとくるんです”って方が実際は事の他たくさんいらっしゃったという事でこれは他人事ながらすごくうれしいことでありました。だから今回の作品も前作と同じく、あるいはそれ以上に理屈に捕らわれない豪快で直球勝負な熱い作品になっている事を願ってやみません。(現場は予想以上に熱かったですよ…ただし気温もネ)

またスタッフの方からの連絡によりますと今回はこちらで筆を取られる(?)サポーターの方がなんと50人弱もいらっしゃるとか。この事はすごく画期的であると言えます。その人が見たその人なりの監督像や現場であった出来事が披露されるわけですから。スタッフさんは監督とは日頃から近しくされている事でしょうから多少なりとも監督の人となりをご存じなわけですし、現場で起こったいくつかの出来事の真相は知っているわけですが、その一つの物事に関して別の角度から語られるという事は物事を一方的ではなく多面的に知られるという事でこれは実に興味深くておもしろく良い事だと僕は思います。(歴史の逸話にもあるように真実は一つなのですが、事実は沢山あるのであります。)

“期待は失望の母”とは、さる国の流行歌手が言った名言ですがそれでも“わかっちゃいるけどやめられない”的に期待してしまうのが人情というものです。人生は一度きりのイーチ・タイム。死ぬまでのロング・バケーションでございますからこれも何かのご縁と思い、公開までの間微力ながら何かと盛り上げていく一旦をお手伝いできればと思っております。まずはこの一時も作品完成に向けてがんばっておられる監督他スタッフの皆さま方に心からのエールを。それからこんなに長い駄文にお付き合いくださったそこのあなたにも最高の賛辞を送りたいと思います。ではここで一句。

《桜散り 季節は次に移れども 気持ちはすでに 次の春なり》

以上。ひとまず、しからば。。。

shantih shantih shantih






Comments for this Entry

ランディ


せっかくの日記に重箱の隅を突くようで申し訳ないのですが、「カ○ワ」という言葉は確か差別用語だと思いますよ。

April 23, 2008 6:02 PM

shoe-G


ランディさん>>
ありがとうございます。確かに今じゃ使われる事がめずらしい、いにしえの言葉の一つですね(^_^;)

April 23, 2008 6:29 PM

マタエモン


aが抜けてますよ

April 23, 2008 9:38 PM

マタエモン


casshernですよ

April 23, 2008 9:49 PM

shoe-G


マタエモンさん>>
そうなんですよ。ご指摘ありがとうございます。アップしてしばらくして気が付いておりましたので一番最初に突っ込みを入れられるのはそこだと思っておりました。ですが何分ワタクシ、パソコンは持っていないのです。(携帯は字数制限がありますからネ)だから気が付けば何食わぬ体でいつの間にか直っていることと思いますのでどうか気長にお待ちくださいませ^_^

April 23, 2008 10:23 PM

ヒノキオ


はじめまして。
ライブチャット二度ほど参加させていただきました。

僕がキャシャーンに感じた欠点をすべて明快に言葉にしてらっしゃって、
その上で紀里谷監督に期待しているシュウジさんの言葉に、少し勇気づけられました。
先日『キャシャーン』を見返して、やはり自分の中にある映画ファンとしての何かが手放しでの称賛を許さないのですが、
と同時に、こういう映画を作ってくれる人を待っていた、という想いも隠し切れませんでした。

時折ボランティア・エキストラに出向かせていただけるだけで感激しているので、
そうかプロの役者さんがエキストラに行くのってちょっと冒険なのかと知り、少し寂しくもありました。
駄目ですかねー、エキストラじゃ。。。結構大変でしたよ。怒られたし。(あ、GOEMONは参加できませんでした)
現場で、俳優事務所の方と想われる人たちが、現場に来ない人に電話で
「エキストラだろうとちゃんとすべての現場を踏んでいかないと。駄目じゃない来なきゃ!」と叱責されていました。

「次呼んでも来なかったら説教。それでも来なかったら縁が無かったってことなの」
と笑顔で教えていただき、素人ながらその言い方にちょっとビビった記憶があります。
役者として名をあげるのは大変なことかと存知ますが、ファイトです☆

April 30, 2008 12:30 AM

shoe-G


ヒノキオさん>>
はじめまして。ありがとうございます。まさかこんなご丁寧なコメントを寄せていただけるとは思いもよりませんでした。本当に感謝しきりです^_^

これが書き上がった当初は自分的には出来には満足したのですが、はたしてこれはダイヤリーに載っけてよいものなのだろうかと色々悩みました。でも自分が書くからには普通な日記を書いても意味がないし、(普通である事が悪いとは言ってませんよ、念のため)監督を無意味に持ち上げ称賛するだけのサイトである事は一番やってはいけない事だろうと思いますし、ある意味決意表明的な形として載っけてみました。スタンス的には敵のふりして実は味方みたいなエースの錠みたいな感じの心境です(苦笑)

『casshern』結構ご覧になられてるんですね。僕あの作品は通して3回ぐらいしか見てないんですよ。あの作品ってながら見ができないから見こなすのが容易でないすごくタフな映画だと僕は思うんですよね。(ただしメイキングは見まくってますけどね)

う〜ん、役者がエキストラうんぬんかんぬんですが人によりけりだとは思うんです。やっぱり楽器演奏とかと同じで自分の練度が上がってくるとそれ以上の人とやって自分の実力の程を試してみたくなるじゃないですか。

やっぱり回りが芝居っけのないエキストラの方ですとどこか感覚がふりだしにもどってしまった感覚になってしまい結構モチベーションが下がるんですよね。ただエキストラを下に見ない現場はいい現場だと僕は思います。エキストラも重要な映画のパーツですからね。

後映画のスタッフって意外に保守的なんですよ。推測ですが今後の映画の世界を新しく作っていくのは今まであった規制だとかしがらみとかを外した今現在映画村にいない人だと僕は予測してるんですけどね。

それから。はげまし、大変ありがとうございます。これからも細く長く欲張りながらがんばりたいと思います(^_^;)

そんな事より私が言うのもなんですが今回の『GOEMON』。是非期待して下さい。前作以上のタフな作品になってるのは確実ですから。ただし絵コンテを盗み読みしたかぎりはですが…(^。^;)

May 2, 2008 6:46 AM